年に一度、道内の党地方議員が集まって道や国出先機関などへ要請をおこないます。コロナ禍で参加数を限っても、道民要求を限ることはなし。住民からの切実な願いを背負った地方議員・予定候補とともに、私も要請に臨みました。
北は稚内市、南は函館市、東は根室市など道内のすみずみから地方議員が駆けつけました。泊りがけでないと朝に都道府県庁へ来られないのは、北海道や沖縄はじめ数県くらいでしょうか。各振興局にて交渉し、その到達をふまえて本庁交渉に臨むのも日本共産党ならではと言えます。このような経過ひとつ見ても、対道交渉をどれだけ大事にしているか理解してもらえれば幸いです。
対道交渉の窓口は道議団が担い、私は開発局はじめ国出先機関などへの窓口を担います。写真はJR北海道への要請で、橋本みか小選挙区5区予定候補も参加しました。要請項目は地方線の維持・存続、駅でのエレベーター設置、踏切の拡幅、新幹線の札幌延伸にともなう並行在来線の分離についてや活用の提案など、多岐にわたるもの。毎年の交渉ですので現状維持や後退面(残念ながら前進面は見当たりませんでした)もわかるもと、短時間で実態を突きつけます。
日高本線は、沿線自治体の首長が「苦渋の決断」とするバス転換に、どれだけJR北海道が誠意ある対応をするのか、護岸の復旧やバス事業者との交渉状況などを厳しく問いました。同じく災害復旧がされない根室本線については、石勝線があることで役割を終えたがごとくの回答が。まさに北海道の大動脈路線であって、自治体首長からの復旧の声もあります。大きな声にしていかなければと、あらためて痛感しました。
党道議団と、知事あての重点項目要望もおこないました。「核のゴミ」文献調査や泊原発、コロナ対策、雇用・経済、少人数学級、鉄道関係、アイヌ施策や道庁敷地内の喫煙問題など実に46項目。私からは「機器があっても試薬なし」「検体を取れても検査できず」など、PCR検査を拡充するうえで各地で聞いた実態を紹介しました。広い北海道だけに、体制の確保には北海道のがんばりと国の支援がどうしても欠かせません。道議団と連携しながら、少しでも前へ進めるように私も力を尽くしたい。
ところで朝の定例街頭宣伝に、SNSを通じて知り合いになったYさんが、道内旅行にあわせて立ち寄ってくださいました。あたたかい激励もいただき、宣伝にも最後まで付き合ってくださって本当にありがたい。元気をいただきました。
【今日の句】どこにでも 苦難むき合う 議員あり