歴史から学ぶことこそ

 今日は松橋ちはる道9区予定候補と白老町へ。民族共生象徴空間(ウポポイ)にも初めて伺いました。今は予約制になっているため観覧者も少なく、落ち着いて広い館内をまわりながら学ぶこともできました。

 しかし、じっくりと見てまわるなら1時間ではまったく足りない。開業まで短期間の準備期間だったことを考えると、アイヌ文化や歴史の展示をよくぞここまで整理されたとも思いました。あらためてアイヌ民族の基本を学ぶという点では、多くのことを学べると思います。足を運ばれることをお勧めします。

 一方で、アイヌ民族への差別や、文化・言語などを奪われた歴史の記述などは不十分との意見もあります。和人との交易が発展するなか、アイヌが賃金労働者として商人に雇われるようになったもとでの搾取や、その経済関係も通じて日本語や和人の文化が強制されていった記載などがあり、さらなる解説などあれば認識も深まると思いました。今後の課題です。

 共生との名がある以上、歴史を正確にとらえることが第一歩です。ウポポイを観光的な価値ばかりで位置づければ、共生という理念は薄らいでしまいます。加えて国会議員や道議からも差別や偏見を増長する・増長しかねない発言が繰り返されています。差別を許さない世論づくりは、アイヌ当事者だけでなく、みんなの仕事だと私も発信していきたい。

 ちなみに、アイヌと和人の交易が広がるもとで、和人から天然痘が持ち込まれたため一時的にアイヌ人口が減った時代がありました。今のコロナ禍を思うと、あらためて歴史から学ぶ必要があると痛感しました。

 その後に松橋さんとは町内7ヵ所で街頭宣伝。大型トラックから窓を開けて手を振る運転手さん、大きく手を上げて買い物へ向かう方もいたりと激励されました。松橋さんや富岡苫小牧市議が以前に生活相談を受けたという方ともバッタリ出会い、「共産党は弱い立場の人の味方だもんね。がんばって」との激励もいただきました。

 氷点下の街頭宣伝がしばれましたが、このような出会いがあるから嬉しいものです。明日は伊達市・洞爺湖町・豊浦町をまわる予定です。

 【今日の句】どの時も 抑圧政治は 許さない

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畠山和也
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