国民にも「安全・安心」語れるか

 菅首相がG7で五輪支持を確認できたというものの、どのように「安全・安心」の中身を語ったのか。同じ内容を日本国内でも語るべきで、だから会期を延長して国会でただす必要があるのです。その内容で五輪を開催して感染拡大が起きた場合、菅首相は責任を負う気があるのでしょうか。

 北海道でも公道での聖火リレーは中止となり、昨日、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)にて点火セレモニーがおこなわれましたが、道民の間に高揚感や期待感は薄い。新規陽性者数は減っているものの、連日2桁の方が亡くなっているのです。入院患者や介護施設の入居者の場合は、長期に面会できないまま亡くなったとなれば、ご家族にとってこれほど残念な思いはないはずです。

 知人にも陽性となった方がいます。本人の健康も心配ですが、自分から広げたのではといたたまれない気持ちでいるのではないかと、察する私の方もいたたまれない思いになります。「五輪は国民に元気と感動を与える」と、菅首相は思っているかもしれません。しかし、感染当事者や医療機関、ご家族など、そんな思いになれるでしょうか。それよりも命や生活を支援する、日本政府の本気さこそ求められているはずです。

 朝の街頭宣伝後は会議や報告書の作成など、あっという間に時間が過ぎました。明日は札幌市内で、手稲区・西区をまわる予定です。

 【今日の句】安心と 何回聞けど 不安なる

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畠山和也
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