総裁選の前に臨時国会を

 感染急拡大にともない、活動の組み直しに事務所でも追われています。総選挙本番には多くの方の協力をいただくので、その際の感染防止対策も検討中。私ももどかしい思いを感じつつ、宣伝カーで流してもらうスポット原稿の作成と吹き込みをおこないました。

 とはいえ吹き込み1つも、なかなか難しい。声が大きすぎてはダメだし、車が通り過ぎた瞬間でも聞き取れるクリアな発音にも心がけ、気分は報道アナウンサー。耳にした人1人ひとりに届くよう、心を込めることもしっかりと。各地で聞く機会がありましたら、宣伝カーに手を振ってもらえると嬉しいです。

 自民党総裁選に出る顔ぶれが報じられていますが、ここまで命と健康を守る土台をもろくした、これまでの政治に反省がなければ同じことのくり返し。総裁選で報道をジャックし、その勢いで総選挙勝利をと考えているのなら、報道の私物化も甚だしい。報道各社も垂れ流しの放送でなく、自制と厳しい検証の姿勢が求められているのではないでしょうか。

 そもそも求められているのは臨時国会です。野党4党で、憲法53条にもとづく臨時国会の召集を求めたのは7月。政府・与党は1ヵ月以上も応じることなく、政府のコロナ対策を検証・追及できたのは短時間の閉会中審査のみでした。よく「コロナ対策は党派を超えておこなってほしい」と言われますが、その議論の場を政府・与党は拒んできたのです。

 コロナ禍の1年半、それぞれの党の活動をあらためて、しっかり見てほしい。日本共産党は引き続き「国民の苦難軽減」の立場でがんばります。

 【今日の句】逃げまわる 総理を国民 忘れない

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畠山和也
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