災害への備え・・なぜ『東京防災』を作ったか

災害への備え・・なぜ『東京防災』を作ったか                         2019/10/11 超大型の台風19号が接近している。私も今日、植木鉢などを片付けたが、被害を少なくするために、できるだけの対策を講じておきたい。 災害はいつ発生するか分からない。それだけに日頃からの備えが必要である。研究者の予測によると、東京で、30年以内にマグニチュード7クラスの地震が起こる確率は70%という。 私は、若い頃、スイスで勉強していたが、この国では、さすがに危機管理体制が完備している。  たとえば、高速道路はなるべく直線にし、中央分離帯を着脱可能なものとする。それは、一朝有事のときに、滑走路として使うためであり、実際に住民が中央分離帯を取り外し、両側の車線をフルに使った臨時滑走路を作る。 これに対して、日本の高速道路はなるべくカーブを多く作るようにしている。それは、居眠り防止という交通安全上の配慮からであるが、そこには安全保障や防災という危機管理的な発想は全く無い。 また、スイスのパンは世界一まずいという。それは、とりたての小麦は備蓄に回し、備蓄していた古い小麦を使ってパンにするからだ。 スイスでは、その備蓄も含めて、戦争や災害に備えるためのマニュアルが、政府によって全世帯に配備されている。『民間防続きをみる

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