新型コロナウイルス第8波へ、なぜ5類にしないのか?

 新型コロナウイルスの感染がまた拡大し、専門家は感染の第8波に入ったという判断を下している。 夏の第7波との違いは、季節性のインフルエンザの流行と重なる可能性があることである。南半球のオーストラリアでは、7,8月が冬で寒いが、今年はコロナとインフルの同時流行が起こっている。 そこで、日本でも同じダブル流行になると予想されるのである。東京都のモニタリング会議は、同時流行の場合、ピーク時の発熱患者数が1日で9万3千人に上ると想定している。その場合、医療が逼迫することが懸念されるが、重症化率が低いために、さほど心配することはないという指摘もある。 感染原因の1つは、換気である。冬になると、暖房のため密閉し、換気が悪くなる。 2つ目は、第7波のときに感染が少なかった地域では、感染による免疫の獲得が少なかったと思われる。 今は、オミクロン株のBA.5が主流である。私は、10月25日に5回目のワクチン接種を行ったが、そのときに初めてオミクロン株対応のワクチンの接種が実現した。日本政府の打つ手が後手後手で、私のケースで言えば、本来は7月7日に行った4回目の接種の際にそうすべきだったのである。 日本では、戸外でのマスク着用は不要になっているが、室内はもちろん、外でもマスクをしている人が圧倒的に多い。一方、欧米ではもうほとんどマスクは目につか続きをみる

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