今年になって、私は『舛添要一 スマホ時代の6カ国語学習法!』(たちばな出版)という本を出版した。外国語の学習に苦労した体験を基にして、外国語が上達するための秘訣を私なりに書いてみた。 その本を執筆する際に、若い頃の資料を漁ったが、現代新書編集部編『外国語をどう学んだか』(講談社現代新書、1992年)という本が出てきた。外国語が上手い(と世間に思われている)人たちの体験談がまとめられている。英独仏露西伊という私が学んだ6カ国語に加え、中国語、アラビア語、タイ語、朝鮮語、日本語(これは外国人執筆者)が対象である。 私はフランス語、小池百合子氏はアラビア語である。同じ本の中で、偶然にも「共演」していたわけである。フランス語は、私の他は、鹿島茂、辻静雄、奥本大三郎という私など到底及ばない仏語の大家である。 アラビア語は、小池氏の他は考古学者の吉村作治氏である。小池氏は「19歳の夢はカイロ大学」というタイトルで文章を書いている続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』