千葉北西連絡道路シンポジウム~地域活性化へ期待膨らむ千葉北西連絡道路~

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日は地元・我孫子市のけやきプラザにて、千葉県、柏市、印西市、野田市、我孫子市主催で千葉北西連絡道路シンポジウムが開催されました。

 

このシンポジウムは千葉北西連絡道路の機運醸成という意味でも、現在の千葉県北西地域で抱えている道路問題や今後の活性化などという観点でコロナ前も開催されており、今回は地元・我孫子市で開催の運びとなりました。

 

地元の星野市長のご挨拶に始まり、国土交通省関東地方整備局千葉国道事務所長の小島昌希氏による千葉北西連絡道路の検討状況についてご説明がありました。

 

 

千葉北西連絡道路については令和2年10月に千葉北西連絡道路検討会が設立し、令和4年8月に基本方針(骨子)が策定されました。

 

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車を運転する方はご承知の通り、国道16号の混雑や渋滞はすさまじく、国道16号のつくば野田線~常磐道間の渋滞損失時間は県平均の4倍、常磐道~柏市・白井市境間は県平均の6倍にもなっています。

更には令和元年の台風19号の洪水により洪水調整のため、田中調整池内の市道が通行止めとなるなど、平常時以上の混雑が発生し、豪雨災害時における道路網の脆弱化が顕在化しているところです。

更には道路の異常な渋滞や混雑状況が解消されないと、迅速な消防活動や救急搬送に遅れが出てしまうことは安心・安全なまちづくりに大きな悪影響をもたらします。

 

そして広域的な幹線道路ネットワークと地域づくりと題して、東京理科大学理工学部教授の寺部慎太郎先生よりご講演がありました。

 

 

トラフィック機能とアクセス機能のあり方などからご説明いただき、理解も深まりました。

 

千葉県北西地域の人口は、令和3年に平成2年の約1.3 倍と全国的な傾向(ほぼ横ばい)と比べると年々増加傾向で、特に印西市においては、令和3年の人口伸び率は平成2年の約1.9 倍となっており、千葉県の人口伸び率(平成2年の約1.1倍) に比べ、大幅に伸びている状況もあります。

つまりこの人口減少の時代にリモートワーク等の普及もあり、自然も豊でポテンシャルが高い地域であるのですが、道路が貧弱であると住みにくくなることも懸念されます。

 

寺部教授は、道路も必ず計画段階から市民(住民)を巻き込んで事業化していくことの大切さを強調されておりました。

ここでいう市民というのは利害関係者とし、できるだけ多くリストアップして、議論を行うことが重要とのことでした。

まさに、私もそのことについては県議会でも取り上げていることなので、引き続き取り組んでいきたいと思います。

 

 

お二人のご講演のあとは関係市の市長及び物流企業の方々を交えたパネルディスカッションが行われました。

 

 

各市長からは、道路に関する地域の課題や千葉北西連絡道路に対する期待や効果について発表がありました。

 

まさに、救急医療や消防、自然環境、物流、産業誘致などあらゆる分野での改善と活性化について、すべての市長から千葉北西連絡道路の早期事業化を求めるものでした。

 

千葉北西地域にお住まいの方やお仕事されている方のみならず、広域的な視点で持続可能な道路となるように、私たちもプッシュしていきたいと思います!