【『千葉新政策議員団』代表質問】~県職員の短期海外研修を県政に活かす~

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

千葉県議会は質問6日目です。

午前の2名の議員の登壇が終わりました。

 

本日は我が会派「千葉新政策議員団」の代表質問のうち『県職員の短期海外研修』についてお伝えしていきます。

 

千葉県では、職員の国際的視野を広め、資質向上を図るとともに、行政運営上の課題解決のため、海外の先進事例等を調査・研究し、県行政の高度かつ効率的な運営に資することを目的として短期海外研修を実施していています。

 

実は、手賀沼及び印旛沼の外来水生植物対策の駆除についても職員が短期海外研修にて先進事例を学んできています。

 

これまでの実績を調査した結果、研修先や研究テーマは多岐にわたっており、その選定過程や、研修内容が県政に実際、どのように活かされたのかということを精査するために質疑を行いました。

 

<質問>

県職員が令和5年度はドイツ、オランダ、台湾、シンガポール、ベルギーなどに短期研修に行っているが、場所の選定、研修内容はどのように決めているのか。

 

<副知事答弁>

●短期海外研修は平成23年度から実施しており、昨年度までに68組248名を派遣。 

●派遣を希望する職員は、担当業務における行政課題等を踏まえ、自ら先進事例や当該国での調査内容を提案して応募し、関係部局において政策との適合性や研修効果などを確認 した上で、各部次長で構成する企画検討会議により、海外での研修の必要性や他の部局との連携の観点などから内容の精査を行い、実施を決定している。

 

<質問>

海外研修を県政にどのように反映しているのか。また、これまでの海外研修で県政に活かされた事業等は何か。

 

<熊谷知事答弁>

●現地で得た知見を本県 の行政課題の解決に向けた取組や施策の推進に活かしている。

●近年では、令和元年度の外来水生植物駆除の先進地であるイギリスでの研修において計画的な駆除やNPOとの連携による成功事例を調査し、手賀沼及び印旛沼における刈取船を 使用した計画的な駆除や自主的に駆除を行う団体への財政的支援など地域との連携による効果的な対策の実施につなげている

●昨年度のドイツ、オランダ等での研修では、車道を自転車歩行者道に転換して、まちなかの賑わいを創出したウォーカブルなまちづくりの事例等を視察し、効果や課題を調査したところであり、本県におけるまちづくりに活かしていく。  ●今後も本研修の効果的な実施により、職員の資質向上を図るとともに行政課題の解決に取り組んでいく。

 

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多様化する地域社会と自治体制度のもとで、国際的な感覚を養いながら、海外研修によって幅広い視野で自らの自治体が置かれている現状や課題を分析し、新たな施策や事業に関する豊かな政策力を身に付けることは、持続的な発展に不可欠な未来への投資であると考えます。

国内だけでなく、各国の様々な先進事例を学び、県政に活かすことも大切です。