群馬県知事に就任してからちょうど1年〜初心を忘れずに頑張れているか?!:その1

2020年7月28日 本日、東京都内での新型コロナウイルス新規感染者が、再び300人近くになった。あまり考えたくないが、万一、都内に、米国のカリフォルニア州やフロリダ州のような「エピセンター」(感染の震源地)が出現しているとしたら、かなり大変なことになる。 群馬県を守らねばならない知事として、最悪のシナリオも覚悟しておく必要がありそうだ。 ここのところ、(日本を含め)「感染を押さえ込んだ成功例」などと持ち上げられていた国々にも、2度目の感染拡大が起こりつつある。何度も言うが、軽々な「対ウイルス勝利宣言」は禁物だ。 自分が見る限り、現時点で、「第1波(?)の衝撃を最小限に抑えられた」少数の国はあったとしても、「新型コロナに勝利した」と断言出来る政府はない。 そりゃあ、そうだろう。今後、より感染力が高く、強毒性の強い第2波が来るのか来ないのか?!新しいウイルスが次々と生み出され、規制と解除が繰り返される世界がやって来るのか?!有効なワクチンや治療法がいつ、どんな形で実現するのか?!そもそも、それは可能なのか?!残念ながら、未来の展開を正確に予想出来る人など、誰もいない。 もっと言うと、ウイルスの封じ込めに「完全に成功した」と言える自治体もほとんどない。クオモ知事のリーダーシップで最初の危機を乗り越えたニューヨーク州だって、いつ何時、2度目の感染爆発に見舞われるかどうか分からない状況だ。ここ1ヶ月の米国内の感染拡大のスピードは異常だ。 政治はプロセスより結果を問われる。何度も指摘しているように、新型コロナによる経済(=国民生活)への深刻なダメージが顕在化してくるのは、秋以降だ。その中で、政府も自治体も、総理も知事を含む各地の首長たちも、国民(地域住民)の厳しい評価に晒される。見せかけのパフォーマンスは通用しない。国民はちゃんと見ている。 だからこそ、(いつも言っているように)長期戦に耐え得る態勢を整えなければらない。県の新型コロナ対策を効果的なものにするためには、県庁職員のモラルを高め、市町村との連携を強化し、県議会との信頼関係を築くことが不可欠なのだ。 さて、群馬県知事に就任してから、今日で1年になった。高崎の兄貴分から、さっそく携帯メールが届いている。少し前に、返事を送った。 振り返ってみると、お馴染みの言葉しか浮かばない。文字どおり「怒涛のような日々」「全力疾走の毎日」だった。 先ずは、過去1年、知事の全力疾走を後押ししてくれた2人の副知事を含む県庁の全職員の皆さん、3人の外部アドバイザーの方々に心から感謝したい。台風災害や新型コロナ対策に関する補正予算を全会一致で認めていただいた県議会の皆さん、災害対策やCSF(豚熱)問題、新型コロナ対策等でも県と連携してもらった市町村長の方々にも、お礼を申し上げたい。 何より、知事になった後も変わらぬご支援をいただいた後援会の皆さん、支持者の皆さん、そして県民の方々の応援と激励(まだ成績表は受け取っていないが)が、この1年間の支えだった。皆さん、本当にありがとうございました。 が、前述したように、大変なのはこれからだ。明日からも「初心を忘れずに」頑張る。 正式に知事に就任した「2019年7月28日のブログ」を読み返してみた。この日に書いたブログは3本。ちなみに、初登庁は、翌日の7月29日。 ああ、そうか。就任初日に花角新潟県知事に会ったことを思い出した。知事就任日の3本のブログを、そのまま掲載する。======続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』