皇太子殿下御降誕記念事業公園

道徳公園名古屋市は昭和8年12月23日の皇太子殿下(現天皇陛下)の御降誕を祝し、祝意を永久に記念するため、名古屋市内に10か所の皇太子殿下御降誕記念事業公園を開園している。

昭和14年には、豊田土地区画整理組合並びに名古屋桟橋倉庫株式会社から名古屋市に対し土地の寄付を受け、厚生省児童運動場整備補助事業として、昭和16年4月に道徳公園(南区)として開園。また、昭和16年4月、松葉公園(中川区)も篠原土地区画整理組合及び四女子土地区画整理組合から寄付を受け、皇太子殿下御降誕記念事業公園として整備・開園している。

当時、道徳公園が皇太子殿下御降誕記念事業公園として整備された理由として、「特に児童の情操を高め、体力の向上に大きな効果のある小公園の建設急務であった。」と記録が残っているが、道徳公園が開園以来果たしてきた役割を振り返るとき、事業の功績は大変大きなものがあったと確信している。

私たちが普段憩いの場としている道徳公園の整備事業が、今上天皇の御降誕記念であったことを知る人は地元でもほとんどいないが、4月30日には今上天皇は退位し、翌5月1日に皇太子さまが新天皇に即位され、令和の時代が始まる。今上天皇ご退位まであと5日とせまる中、御降誕記念事業公園の地元民としては、新しい時代を期待半分、寂しさ半分の微妙な心境で迎えることになる。
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横井利明
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