ヒアリ

名古屋港管理組合より「名古屋港鍋田ふ頭(弥富市)におけるヒアリの確認」について報告があった。これによると、環境省中部地方環境事務所が定期的に実施している全国港湾調査(粘着トラップ)において発見され、専門家による鑑定の結果、ヒアリであることが確認されたもの。

6月21日には、中部地方環境事務所、弥富市、愛知県環境局及び名古屋港組合で再調査を行い、同ふ頭のコンテナヤード内で約300個体の働きアリ(ヒアリ)を確認。殺虫餌を設置し駆除したという。愛知県でのヒアリの確認は、平成29年6月30日の初確認以降、16事例目であり、今年度では初の事例とのことだった。

さて、ヒアリが発見されるのはそのほとんどが港湾。中国・台湾等から日本へ輸送されるコンテナや貨物の中にまぎれて上陸することが多い。名古屋市内でも平成29年9月に確認されている。なお、日本では現時点で定着は確認されていない。

現在は水際対策として、中国や台湾などからのコンテナ貨物を扱う事業者に対し、コンテナ内外の確認等を要請。また、環境省等においても抜き打ち調査を実施している。外来種はひとたび定着してしまうとなかなか駆除は難しくなるが、現時点では日本の水際対策は成功しているといえそうだ。
PR
横井利明
PR
minami758をフォローする
政治家ブログまとめ