感染経路が見えない…

保健センター職員は、新型コロナウイルス感染者と接触のあった「濃厚接触者」を徹底的に追跡調査。健康観察対象者として、自宅待機等を要請し新たな感染者を抑止するとともに、「濃厚接触者」の健康観察を進めるという地道な業務によって、本市における新型コロナウイルスが拡大しないようコントロールしていた。私もこのままこらえていれば、ここ1~2週間で、名古屋市においては新型コロナウイルスを克服できる可能性があると考えていた。

しかし、2月29日、3月1日と2日続けて、感染経路のわからない新たな感染が明らかとなり、この地域にも衝撃が走った。

また、その影響は、新型コロナウイルス感染者が入院していた南生協病院にも飛び火。同病院の医師5人と看護師・助手34人の計39人が「濃厚接触者」とされ自宅待機に。また、同じ病棟に入院していた患者40人についても健康観察対象となるほか、この間、病院を退院した方、病院の出入業者の方など数多くの「健康観察対象者」を生み出した。もちろん、感染者と居住していた方、感染者の勤務先なども健康観察対象者となることから、本市における濃厚接触者の総数は、さらに1,000人程度増え、あわせて2,000人程度となる可能性もあるとされる。

今後さらに濃厚接触者が増えることがあれば、濃厚接触者の調査そのものが追い付かなくなる可能性もあり、市内各地で新型コロナウイルス感染者が発生するという事態も想定しなければならない状態だといえる。

いずれにしても、本市の新型コロナウイルス感染対策のステージが一段上がった可能性があり、対策の軌道修正を含めた検討が必要となる可能性が出てきた。
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横井利明
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