保育士に仕事に対するネガティブなイメージを払しょく
保育士に仕事に対するネガティブなイメージを払しょく
今日の記事はヨコイの議員以外のお仕事の話題を。
愛知県における保育士の有効求人倍率は2.94倍(令和元年10月)。新型コロナウイルス感染症により飲食店を中心に求人数は大幅に減少しているが、一方で、若者世帯の労働への意欲は依然強いことから保育園の入園を希望する方は多く、保育士の有効求人倍率は高止まりしたままとなっている。
一方、保育士の仕事は「残業が多い」「(壁面制作や児童要録作成、行事の準備など)持ち帰りが当たり前」「重労働」「保護者のクレームが多い」「職場の人間関係が難しい」「給料が安い」など、ネガティブなイメージが強い。このままでは保育士を敬遠する風潮は変わらず、保育士の仕事に対するきつい、つらい、長時間労働といった「あたりまえ」を根底から覆さない限り、待機児童対策は解決しないし、幼児教育・保育の充実はあり得ないと感じている。
そこで、保育士の仕事に対すこれら「あたりまえ」を抜本的に見直すことを目標に、各保育園の事務の共通化とともにICTの導入による「事務の大幅な削減」、そして「残業なし」「持ち帰りなし」「初任者研修の充実」「長く働き続ける」「健康の維持」などの視点から、保育士の仕事のあり方を抜本的に見直すための課題整理を行った。また、現場の声をプログラムに反映させるため、各保育園の園長先生方とも議論を重ね、一方で、これら対応にかかる法人における財源確保策等も検討した結果、「働きやすさNo.1保育園」と題したプログラムが完成した。
本日7月25日に行われた「保育士就職・転職フェア in名古屋」において、保育学部に通う学生さん方に「働きやすさNo.1保育園」プログラムを提案・説明し、感想を述べていただいた。
「人を育てる」「長く働き続けられる」「健康に働く」という3つの柱で構成された人材の安定した確保策に対する学生の期待は高く、法人の運営する保育園への見学希望学生が22人と予想以上の効果ににんまり。今後、さらにプログラムをブラッシュアップし、来園度に向け20~30人程度の新たな職員の採用を進める。