ここ数日、名古屋市における新型コロナウイルス感染症新規感染者数は、9人、11人、7人、そして本日の4人とかなり落ち着いているように見える。心配されたシルバーウイーク4連休の影響も現時点ではなく、市内感染も限定的であろうと推測される。
ここで7月から始まった新型コロナウイルス感染症第2波をシリーズで分析してみたい。
■ 年代別感染者数【7月】
10歳未満 11人(1.4%)
10代 31人(4.2%)
20代 338人(45.7%)
30代 166人(22.4%)
40代 86人(11.6%)
50代 54人(7.3%)
60代 27人(3.6%)
70代 14人(1.9%)
80代 12人(1.6%)
90代 1人(0.1%)
100歳代 0人(0.0%)
合計 740人
■ 年代別感染者数【8月】
10歳未満 47人(3.3%)
10代 64人(4.5%)
20代 429人(30.0%)
30代 211人(14.7%)
40代 185人(12.9%)
50代 143人(10.0%)
60代 107人(7.5%)
70代 125人(8.7%)
80代 96人(6.7%)
90代 26人(1.8%)
100歳代 2人(0.1%)
合計 1435人
■ 年代別感染者数【9月】
10歳未満 13人(3.0%)
10代 28人(6.4%)
20代 94人(21.4%)
30代 75人(17.1%)
40代 55人(12.5%)
50代 61人(13.9%)
60代 43人(9.8%)
70代 39人(8.9%)
80代 24人(5.5%)
90代 7人(1.6%)
100歳代 0人(0.0%)
合計 439人
年代別新規感染者数をみると、第2波が始まった7月には、20代・30代で68.1%と大半を占めることから、当初は若者を中心に感染が拡大したことが読み取れる。感染が拡大した場所はいわゆる「夜の街」。ナイトクラブやホストクラブ、キャバクラ、カラオケバーなどを中心に感染が拡大した。
その後、8月にかけて若者の割合が低下。50代や60代、そして10歳未満にも徐々に感染が拡大していくなど、若者から父母や祖父母、乳幼児など家族内感染の様相がデータからも読み取ることができる。