今日は羊蹄山麓をグルっとまわる後志キャラバン。スッキリ青空で観光客も多く、車から手を振る方の姿もありました。想定公示日まであと10日、1日1日を大事にしていきたいです。
後志管内は、自公政治の矛盾が集中する地域の1つ。泊原発と「核のゴミ」文献調査、新幹線の札幌延伸にともなう函館本線(山線)のバス転換や有害残土の押しつけ、基幹産業の農業を襲う水田活用交付金の削減などなど、すべてを語るには演説時間が足りないくらいなのです。
札幌地裁で先日、泊原発の運転差し止め判決が出されました。安全性の問題はもちろん、北電の経営の重石にもなっている泊原発。廃炉の決断へ、政治の分野でも声をあげていきたい。寿都町・神恵内村の「核のゴミ」文献調査も間もなく2年の期間が終わりますので、このまま進めないことも訴えます。
山線のバス転換は沿線自治体の首長が合意しただけで、住民合意が尽くされているわけではありません。高校生が「ぽっかり心に穴が開いた」と言うほど通学や通院に欠かせない鉄路なのに、国が「残したいなら自治体で金を出せ」というのは、公共交通を守る責任の放棄そのもの。まさに地方切り捨てです。国の責任を果たせと強調したい。
今日は倶知安町からスタートでしたが、水田の転作も相当の面積がある同町。しかも肥料高騰により来年分の確保の見通しが立つのか、不安も尽きません。農業を営む原田芳男町議も「離農を考えなきゃいけなくなる」と語るほどなのです。これで食料自給率を上げることなど、できるのでしょうか。道内各地をまわるほどに「亡国の農政」との言葉が頭をよぎります。
最後の黒松内町は昼の暖かさから一転、震えるほどの冷たい風が吹きましたが、党員・後援会員さんはじめ駆けつけてくださった方が、最後まで熱心に演説を聞いてくださって本当にありがたい。とても励みになります。明日も元気にがんばります。
【今日の句】残雪が これほどまでも 美しく