北海道なのに続く真夏日。道原発連の街頭宣伝も、数分しないうちに汗が噴き出すほどでした。寝苦しい夜も続いて、わが家は夜中まで扇風機が大活躍。体調管理にはお気をつけくださいね。さて、脱炭素に対応する発電所を新しく建設する際に、国が支援する制度があります。本来なら再生可能エネルギーが中心のはずですが、一定の条件を満たした火力発電所や、原発までも対象とされています。さらに支援の対象に、今ある原発も加えることを経産省が検討していると「朝日」が報じました。事実であれば、原発の再稼働に必要な安全対策を支援できることになります。原発由来の電力を使わない消費者も、新電力会社への電気代を通じて、原発を下支えすることになってしまいます。そこまでして原発推進かと、本当に腹立たしい。こんな検討を始めた背景は、原発の安全対策にお金が必要であるからです。原発再稼働のために電気料金が値上げされて国民負担が増すとなったら、笑うに笑えません。電力会社の経営を圧迫するほどの原発ならやめて、新しい発電システムに変えればいいのではないでしょうか。再稼働した後の「核のゴミ」は、どうするのか。寿都町や神恵内村が、なし崩しに処分地とされていくことは認められません。エネルギー自給は国民的大議論も必要なのに、通常国会では原発推進法が自民・公明・維新・国民民主で成立させられました。過酷事故が起きた場合の責任を、どのように取るつもりなのでしょう。署名に応じてくれた方と、再稼働方針への怒りから対話が長くなったと原発連のメンバー。カギは国民世論の広がりと、献金を通じた「原子力ムラ」の一角を占める政治を変えること。切り込む仕事は日本共産党にさせてほしいと、くりかえし訴えていきたい。【今日の句】太陽が すぐ近所まで 来たみたい