8回目となる「憲法とくらしチカホフェス」(主催は同実行委員会)。「国会議員とおしゃべりしよう!」コーナーに私もお招きいただき、「平和と憲法」をテーマに90分、立憲民主党の道下大樹・松木謙公・荒井優の各衆議院議員とたっぷり、おしゃべりさせていただきました。
チカホというのは札幌市地下歩行空間の愛称で、市民イベントなども行えます。このフェスは、その名の通り「憲法とくらし」を考えあおうと始められたもの。市民の手作りフェスなのです。パネル展示やシールアンケート、古本市・チャリティーバザー、絵本「おきなわ島のこえ ヌチドゥタカラ」朗読、「憲法カルタ」と親子で遊べるコーナーなど準備も大変だったでしょうが、多彩な取り組みに多くの方が足を止めていましたよ。
「国会議員とおしゃべり」は議員側が一言あいさつした後、参加者からの質問に答えながら進める形式。東京から来て通りかかったという方の「憲法って、そもそもどう考えてますか」という質問を皮切りに、次々に手が上がりました。
「安保法制についての考えは」「小選挙区制を変えようという国会論議はあるのでしょうか」「投票のDX化は進められないか」「選挙制度に決選投票の仕組みを導入しては」などなど思いがけない質問もあり、私自身もさらに学ばなきゃと率直に感じることも。「もう今の日本は法律すべてを変えるところまで、やらなきゃいけないのでは」という方からは、行きづまった日本の現実への危機感が伝わります。個別の法律改正とともに政権を代えて、根本から建て直さないとなりません。
高校生の参加もあり、「議員をめざすきっかけを教えてください」との質問には、議員側も力が入りました。政党は違っても、良い社会にしたいという根っこの部分は同じ。私も教員時代に、子どもたちが健やかに育つ社会の必要性を痛感したことから政治の世界に関わってきたことを話しました。
まっすぐな目で聞いてくれた高校生はじめ、多くの方が関心を持ってくれた雰囲気を大事にしたい。気軽に政治・社会・憲法を語り合える市民文化が、このように広がっていくのが大切ですね。あらためて実行委員会のみなさんに、敬意と感謝を述べたいです。今日のうちに東京へ移動。明日は小選挙区予定候補・道議・札幌市議らで、政府への要請です。うだるような暑さに負けず、しっかり実態を訴えたい。
【今日の句】手作りで コツコツ広がる 民主主義