治安維持法の歴史をくり返させない

 今日は治安維持法が公布され、100年にあたる日。日本共産党の先輩はじめ多くの国民が犠牲となり、日本は侵略戦争へ突き進むこととなりました。あらためて歴史を直視し、犠牲となった方への謝罪と国家賠償を求めたい。各地で宣伝などもおこなわれました。

 治安維持法の処罰対象は「国体を否定しまたは神宮もしくは皇室の尊厳を冒とく」する者。あいまいな規定、特高警察による乱用と拡大解釈で共産主義者ばかりでなく宗教者や労働運動、文化運動にも「容疑」は広げられました。

 2回の改悪を経て、最高刑は死刑となりました。有罪判決の刑期が満了しても、「再犯の恐れがある」とみなされると拘禁もされました。氏名が特定できるだけで500人以上の命が奪われ、検束・勾留された人は数十万人に及びました。

 戦後、GHQの指示で廃止されましたが、多くの特高官僚は自民党国会議員になり、今も暗黒政治の流れを断ち切ることができていません。世界では戦前・戦中の弾圧犠牲者への謝罪や賠償が進んでいるのに、です。

 これまで盗聴法や特定秘密保護法、共謀罪法、基地周辺土地規制法はじめ国民の基本的人権を抑えつける法律が成立させられ、いま国会では学術会議解体法案の審議が進んでいます。こうした流れを許さない世論と運動を、さらに大きくすることに私も力を尽くしたい。

 かつて弾圧された日本共産党は、いま国会内外で堂々と活動しています。平和と民主主義を願う国民の声も根強い。せめぎ合いのなかで迎える参院選は、平和と民主主義を守る点でもがんばらねばと新たに決意しています。

 【今日の句】あらためて 先輩たちの 意志を継ぐ

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畠山和也
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