道労連(北海道労働組合総連合)が取り組んだ「緊急労働相談ホットライン」会場へ足を運び、切実な実態をうかがいました。まだまだ声にならない声があると痛感です。
私が行ったときに寄せられていた相談は「休業補償なしの自宅待機」。それでは収入なしとなるのですが、経営者の言い分は「経営が大変だから払えない」。経営上の帳面が整理されていないらしく、雇用調整助成金への申請も及び腰になっているようです。これでは働く人が報われません。
他にも、フリーランスとされていながら実態は源泉徴収も受けている方や、先ほどの方と同じく雇用調整助成金の要請もされず、雇用保険を受けようと思っても解雇もしてくれない方など、どこへ相談したらいいかわからなかったと思われる切実な話が次々。ガマンにガマンを重ねていたのかと思うと、胸が痛みます。
それにしても、受話器の向こうの苦難に心を寄せつつ、立ち上がることの大事さや激励も交えながら応対するみなさんの力強さよ。正面から一人一人と向き合うことの大切さを、あらためて学びました。
道労連議長の三上友衛さんや、相談対応で来られていた北商連(北海道商工団体連合会)の井上元美事務局長とも情報交換。私のもとに寄せられている金融機関の貸し渋りなども話題になり、さらに行政の力の発揮を求めていこうと確認しあいました。
週が明けたら国出先機関への要請をおこなう予定で、要望項目の準備なども大急ぎでおこないました。一刻も早くと思いつつ、もどかしい思いも募ります。
【今日の句】ギリギリの思い しっかり受け止めて