函館市を早くに出て、今日はせたな町・乙部町・江差町へ。多くの課題を抱える檜山管内だからこそ、日本共産党を大きくしてほしいと訴え続けました。初めて演説を聞いてくださっただろう方から「がんばってよ」と激励をいただき、ある病院の職員さんからは「応援していますから」と熱く呼びかけられました。この期待に応えたい。せたな町は来年の町議選に立候補を表明している藤谷容子さんが、町役場や農協への訪問・懇談、街頭宣伝に同行してくださいました。昨年の総選挙で私が議席に届かなかったことに、自分でできることはと考えて立候補を決意された藤谷さん。日本共産党の議席がないだけでなく、女性議員がいない町議会への挑戦ですから心からのエールを送りたい。
せたな町は2018年に江上恭司町議が亡くなられ、その時の通夜にも多くの方が足を運ぶほど慕われていたことを思い出します。江上さんを応援された方のなかには、保守の立場と公言されていた方もいます。その姿を近くで見ていた藤谷さんの挑戦に、多くの期待の声が寄せられているのです。街頭宣伝にも、藤谷さんの結びつきで参加してくださった方がいらっしゃいました。ところで、新はこだて農協若松支所では写真のような「白虎米」がPRされています。若松の名のとおり会津若松からの入植による地域だからなのですが、「白虎」の名をつけた商品名にはいろんな意見もあったとのこと。今は、この地域を代表する美味しいコメとして認知が広がっています。畜産・酪農も盛んな地域だけに、水田活用交付金の見直しは現場で混乱を引き起こしています。牧草地にしたところを水田に戻すなど、土地改良の大変さを知らないのかと不満が出るのも当然。離農や耕作放棄地が生まれる心配もあります。せめて緩和期間をつくってほしいなどの声を、しっかり反映していきたい。食料品の値上がりが続き自給率を高めようという時に、逆行することは認められないからです。乙部町では安岡美穂町議の案内で、街頭宣伝や寺島努町長をはじめ表敬訪問にとまわりました。道内でも日本共産党の得票率が高い町だけに、安岡町議の顔を見るたびに手を振って応える町民が多いことに、いつも学ばされます。やっぱり地域に根づいた行動があってこそ。党への信頼は政策とともに、親身に動いてくれることなのだと思うのです。乙部町は国道229号線で岩盤崩落があり、1.8kmの通行止めとなってから来月に1年になります。仮の道路を通りましたが急なカーブも多く、それが山肌を上り下りするため冬は大変だろうという感想を持ちました。専門家などの会合が重ねられ、土砂崩れが起きやすい地層であることもわかり、新トンネルの完成には数年かかる見込みだそうです。一般報道も少ないけれど町を通る大事な国道で、実は一番詳しく内容を知らせているのが日本共産党の「乙部民報」。こういうところに日本共産党の地方議員がいることの大事さを学ぶのです。江差町と厚沢部町は小野寺真・江差町議の案内で「語るつどい」にまわりました。ロシアのウクライナ侵略にかかわって、多くの方が「攻められたらどうする」との思いが強いため、どうしたら外交の大切さの話に進めたらいいのかなどの質問もありました。そのような気持ちが出るのはわかるし、一方で日本は戦争当事国ではないのですから、今こそ落ち着いて外交や地域の安全保障の議論をする対話について私なりに述べました。こういう1つ1つの思いにも、演説では応えられるようにしていきたい。明日も檜山管内をまわります。【今日の句】つながりの大事さ いつも学ばされ