明日にでも、福島第一原発でのアルプス処理水(=汚染水)を海洋放出する岸田政権。中止を求めた党道委員会での宣伝では、署名に応じてくれた方が激励とともに「しんぶん赤旗」の購読も。こんな日本でいいのか、との思いは強まっています。汚染水が増えるのは、地下水が流入するからです。それを止める手立ては、政府も東京電力も取っていません。専門家からは、海洋放出ではなく「大型タンク貯留」「モルタル固化処分」などの案が出されていますが、その検討も進めていません。漁業者にとって死活問題で、だから政府も「漁業者など関係者の理解なしには、いかなる処分もおこなわない」としていたはずです。岸田首相が福島へ行きながら漁業者や自治体首長に会わなかったのは、批判を避けたからなのでしょうか。補償をすると言うけれど、漁業者の願いは「漁業で生活できる」こと。海とともに生き、海の恵みで生活し、資源管理などにも取り組んできたのです。海はつながってますから、全国の漁師からも反対の声が上がっています。何十年も責任を取るかのように首相は言ってますが、復興財源を軍事費に流用しておきながら、どうして信用できるでしょうか。今回の海洋放出だけでなく、軍事費も子育て対策も財源のあてがないまま言うだけ言う、その姿勢が無責任ではないのか。海洋放出が強行された場合でも、くりかえし声をあげていきましょう。そうでなければ「国民は、のど元過ぎれば熱さ忘れる」とされてしまいます。きたるべき解散・総選挙で、国民無視の岸田政権に審判をくだしましょう。ところで今日の北海道は、圧倒的な地域で熱中症に警戒となりました。伊達市では昨日、小学生が熱中症で亡くなり、親御さんのことを思うと心が痛みます。心からお悔やみを申し上げるとともに、これから暑い夜が続きます。夜の熱中症も危険ですので、ぜひお気をつけください。【今日の句】総理には 漁師の嘆き 聞こえぬか