地方へ「核のゴミ」を押しつけるな

 足を止めて署名をする方が相次いだ、道原発連・国民大運動道実行委員会の街頭宣伝。札幌市民にとどまらず北広島市や岩見沢市の方も署名してくださり、原発に頼らない北海道にしようとの呼びかけを、さらに広げていきたいと実感です。

 「汚染水の海洋放出を止めよ」「泊原発再稼働に向けた費用を、電気料金の値上げでまかなうことでいいのか」など、道原発連・堀代表や道労連・三上議長、4月の札幌市長選で再稼働反対を掲げた道民医連・木幡さんらが、相次いでスピーチ。私からは明後日に告示される寿都町議選にも触れて、「核のゴミ」問題を述べました。

 すでにNUMO(原子力発電環境整備機構)は文献調査を終えて、まとめを進めている段階です。その内容も問わなければなりませんが、次の概要調査に進むとなれば知事の意見が求められます。

 最終処分地の選定に、国が地方自治体を「札束でほほをたたく」やり方でいいのかと、鈴木知事はともかくも述べました。そうであるなら概要調査へ進むことを、認めてはならないはずです。道民世論の高まりが必要です。

 寿都町では、片岡町長が文献調査に手を挙げたことによって、町民の間に分断が生まれました。「寿都が手を挙げることで、さらに国民的議論が広がれば」と片岡町長は言ったものの、ことは核燃料です。進め方も含めて、疑問や批判が起きるのは当然でした。

 議論を引き起こすことが目的というのなら、次の概要調査に進む理由にはならないとも思います。地下深くへ埋めることが最終処分としていいのか、しかも地震大国の日本に適地があるのかなど、科学者・専門家の議論を待つときではないのでしょうか。

 だからこそ、さらに「核のゴミ」を増やしていく原発再稼働はストップさせるべき。省エネ・再エネでの切りかえを、日本共産党は政策としても発表してきました。この具体的な道筋も、ていねいに訴えていきたいです。

 【今日の句】後始末 いつも地方へ 押しつけか
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畠山和也
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