子どもたちの笑顔に希望

 明日で胆振東部地震から11ヵ月。今月も厚真町・安平町・むかわ町へ足を運びました。

 心配のひとつは応急仮設住宅の暑さ対策でした。厚真町ではエアコンが付けられ、他の町でも談話室に設置されて暑さを逃れられるようにはなっています。風通しをよくするため、窓だけに付いていた網戸は、玄関の風除室にも付けられるようになってきています。

 「それでも夜は、やっぱり暑かったです」との声も聞きました。厳寒の冬を乗りきるための気密性を高めた造りであることも反映しているかもしれません。今後のことも含めて教訓です。

 仮設住宅では、国にかかわる話も聞きました。今年になって夫を亡くされた女性は「また年金から引かれていく。弱い者いじめのようなことはやめてほしい」。むかわ町で街頭から訴えたときにも、年金のことでピクッと体を動かす方がいたり、最後まで話を聞いてくださった方もいました。選挙中も「消費税を上げないで」という訴えがありました。負担ばかり押しつけて安倍首相は心が痛まないのかと、くりかえし怒りも湧いてきます。

 宮坂尚市朗・厚真町長、竹中喜之・むかわ町長から、町の取り組みについての話もうかがいました。つくられた復興計画を飾りにしないで魂を入れていくとの話が共通してされて、私からも国会と連携して反映させていくことも述べました。くりかえし足も運んだこともあり、他の話題でも和やかに懇談させてもらったことは本当に嬉しい限りです。

 むかわ町では、なかなか行けなかった穂別地区にも足を運びました。工事による通行止めなどが途中にあり先方には迷惑をかけましたが、社会福祉法人・愛誠園で日ごろからの備えについての課題をうかがいました。

 安平町では健康福祉課の職員からも聞き取り。家やくらしの再建に向けた個人面談・個別訪問を進めることにしているのですが、いろんな苦労が予想されます。他の自治体から職員の応援もありますが、引き続き体制強化は課題だと痛感です。

 ホッとしたのは、厚真町の仮設住宅談話室。夏休みの子どもたちが楽しそうに遊んでいます。その笑顔を前に、住人の方にも私たちにも笑顔が広がりました。夜にはボランティアでの学習支援もされると聞きました。子どもの笑顔を見るだけで、気持ちが明るくもなるのですから不思議ですよね。

 少しでも前へ進めるように、多くの結びつきができています。その輪の中で、少しでも私も力になれればとの思いで訪問を続けてきました。引き続き国や道へ現状を反映させることに、揺るがず取り組んでいきたいです。

 【今日の句】少しでも 力なれれば その一心
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畠山和也
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