チェルノブイリ原発事故から38年。「原発ゼロの日本へ」と道原発連の宣伝で訴え、その後にまわった札幌市西区では、寿都町に親せきがいるという方と「核のゴミ」の話にも。これだけ被害や矛盾を広げる原発からの転換をと、あらためて訴えていきたい。
最高気温が25℃にもなり、4月の北海道としてはありえない暑さ。気候変動対策は急ぐべきですが、原発再稼働・新増設の口実にしてはならない。チェルノブイリも福島でも、いまだ故郷に帰れないくらい事故は進行中なのですから。原発を動かせば増えていく「核のゴミ」も、処分方法が決まっていないのに、どう未来へ責任を果たすというのでしょう。冒頭の方も「北海道南西沖地震の時には、海に近い母の家が水浸しになった」と、地震や津波への心配を口にされていました。
片岡町長が文献調査に手を挙げてから、それまで仲が良かった住民同士でも意見の違いから話をしないようになってしまった、と言います。原発の建設でも、同じく地域に分断がつくられてきた歴史もあります。原発は、住民を幸せにする存在なのでしょうか。
「核のゴミ」も「安全なものというなら、電力の大消費地・東京や札幌に埋めたらいい」と聞きます。「迷惑施設」「迷惑物質」は地方へと押しつけ、その見返りに金をばらまく手法は以前から変わらないまま。こんなやり方は、もう決別しないと。そもそも地震大国・日本で原発を続けていいのか。安全神話と決別して、省エネ・再エネへの転換をも訴えていきたい。
地域をまわるなかで、自民党への怒りは根強いことを実感します。「政権を代えて、共産党もそこに入れるように」と強い期待を寄せてくださる方や、体調がすぐれない方が「お会いできて元気が出たみたい」と「しんぶん赤旗」を再講読してくれたり。本当にありがたい。明日もがんばります。
【今日の句】原発に 頼る政治と 決別を