低賃金を当たり前としないで

 今年の最低賃金の審議が始まっています。このタイミングでと道労連がおこなった宣伝に連帯してスピーチし、ビラも配布しました。あっという間に用意していたビラがなくなるほどの反響で、マスコミも取材していました。

 道労連の三上議長、さっぽろ青年ユニオンの岩崎さんなどが次々とマイクを握りました。非正規職員や医療・介護の現場の実態も話されました。コロナ禍を理由とした引き上げに否定的な一部財界の発言もありますが、賃上げが難しい中小零細事業者には特段の支援が必要です。こういう時こそ政治の力が必要ではないのか。

 いっしょにビラをまいていた道労連のTさんが、ある女性と対話になったそうです。コンビニでバイトをしようと思って面接したら、レジ対応や商品陳列はもとより公共料金、郵送物‥‥など多くの仕事をこなすとの中身に自信がなくなっただけでなく、「これだけの仕事の量なのに最低賃金なんですね」と、あらためて驚いたとのことでした。

 当たり前のようにおこなっている仕事も、当たり前のようになっている最低賃金も、こういう時こそ多くの方と考えあいたい。「働けないよりマシ」と低賃金を受け入れていては、健康で文化的な生活を送れないだけでなく、国内消費も上向かないことになります。非正規雇用が増えているなか、最低賃金が引きあがらなければ収入が増えないという方もいるはずです。あらためて政治の力が問われています。

 さて、久しぶりに北海道内は新型コロナウイルス感染者ゼロとの発表。一方で、東京での広がりが心配にもなります。国民へ自粛や注意を促すだけでなく、医療機関への支援や適切な補償など、さらに対策を進めるときではないのでしょうか。そのための予備費10兆円だったのでは?

 【今日の句】どこ行った 総理の姿 見えないぞ
PR
畠山和也
PR
はたやま和也をフォローする
政治家ブログまとめ