民青同盟が中心となっての学生食料支援プロジェクト「ボナキタ」で、相談を受けるお手伝いをしに足を運びました。開始すぐに7人、8人と学生が来て、苦しい生活の広がりを痛感しました。
ボナキタは「ボナペティート北海道」の略で、民青同盟の企画を日本共産党やさまざまな団体が準備などを手伝っています。写真のような野菜やお米は、農民連など農家からご提供いただきました。集まった募金から洗剤など日用品もそろえて、同じような取り組みは全国で200~300ヵ所にまで広がっているようです。
袋一杯に食料品など詰めた学生から話を聞くと、コロナ禍でバイトを辞めたり減収になったりした実態が次々と。私が相談にのった大学4年生は、1年生のころからバイトしてきた居酒屋が休店中ですが、小さなお店なので休業手当を望むのも気が引けるといいます。私から、国の給付金は店の負担にならないし、3年も働いてくれたあなたのことを心配しているかもしれないから話してみては、とアドバイス。納得してくれました。
休業手当を求めて店の負担になったり、波風立てたように思わなれないかと心配する学生は多くいます。その気持ちはわかるものの、みんなが声をあげてできた制度は活用したほうがいいし、自分がガマンする日が続けば、さらに苦しみが増してしまうものです。食料支援とともに、これまで溜めていた思いやガマンが交流されることも大事なんだなと思いました。
今日も北海道は感染確認数が200人を超え、保健所や医療現場の負担は限界になってきています。道や各自治体も努力をしているのでしょうが、ことは北海道だけでなく全国の感染症なのだから、予備費の活用、人員の派遣、GoToキャンペーンの見直しなど、国が思いきった支援や対策を急いでほしい。本当にもどかしいです。
【今日の句】飢えさせぬことが 政治の役目では