開催ありきでいいのか

 北海道で200人を超える感染確認(札幌179人)とのことで、医療現場のひっ迫が心配です。緊張と疲労状態が1年以上も続いてきたのに、こんな時に五輪かと今日のつどいでも話がありました。まったくです。

 じゅうぶんな補償がなければ時短・休業要請には応えられないし、まだ先が見通せないワクチン接種頼みにしないで十分な検査があってこそ。減収補てんなど医療現場が必要としていることは、すべて実施するくらいでなければ持ちこたえられません。五輪についても開催ありきでなく、最低でも冷静な議論が必要ではないでしょうか。

 選手が努力していることは誰もがわかっているし、その努力を発揮する場がある方がいいに決まっています。しかし、このまま開催は可能なのか、開催に国民的合意があるのか。多くの国民に納得される環境でなければ、選手にとっても心から喜べない大会になってしまうと思うのです。

 開催を前提に、観客上限は6月に決めると組織委員会・橋本会長。しかし、政府分科会の尾身会長は五輪について「議論を始めるべき時期に来ている」と警鐘を鳴らしました。コロナ対策に全力を尽くすなら、今こそ決断する時です。

 【今日の句】立ち止まる 勇気を持てる 政府へと

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畠山和也
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