残念ながら今年もオンラインとなった、道労連の北海道メーデー集会。しかし団結と連帯の熱い気持ちは揺るぐことなく、紙智子参議院議員と連帯あいさつ(岩渕友参議院議員は動画メッセージ)。道2区補選を、市民と野党の共闘の力で勝利した松木けんこう衆議院議員からもメッセージが寄せられました。
主催者あいさつで三上友衛・道労連議長は、コロナ禍で労働者が解雇・雇い止め、減収などに遭っている実態とともに、中小企業はじめ大きな打撃を受けているもと菅政権の姿勢が問われていると指摘。労働組合の結成や、運動による要求実現など「声を上げれば社会・政治は変わる」と強調しました。たたかってこそ展望が開かれる、この原点を今こそ確認しあいたい。
子育て緊急事態アクションに取り組んだ、さっぽろ青年ユニオン。学生へのフードバンクに取り組んだ民青同盟。緊急女性アンケートや学校に返却不要の生理用品設置をと取り組んできた新婦人。献身的に看護してきた現場の声を代弁した道医労連。それぞれからのスピーチを聞きながら、あらためて政府の無為無策ぶりを実感しました。このような声を聞いても、今の政府は胸が痛まないのでしょうか。
紙議員は「市民と野党の共闘で政治を変えよう」、私からも「流れを変えるメーデーにしましょう」と呼びかけました。止まらない感染拡大や政府のやる気のなさに気持ちが重くなるなかで、団結と連帯の力で新しい政治と社会を切り開きたいとの思いで、私はいっぱいです。例年の札幌メーデーなら桜が満開の中島公園をスタートして市内をデモ行進した後に、焼き肉を頬張る交流会会場に足を運んで連帯を確認しあうのですが、今年もできないまま。そんな残念な気持ちも、思い切り吹き飛ばしたい。
全労連が作成したという「メーデーの歴史と役割」動画も流されました。戦前から続く団結と連帯の歴史が力強く発展してきたことが、豊富な映像資料などで伝わってきます。全労連ホームページから見ることができますので、ご覧ください。あらためて、この国の主人公は労働者・国民なのだと、よくわかりました。
この後21時からも配信がありますので、道労連のホームページをご覧ください。
北海道では、夕張市でマルハニチロや夕張リゾート、釧路市では日本製紙などで閉鎖・撤退などが起きました。職を失った労働者が途方にくれることがないようにと、私も現地へ足を運びました。「コロナ禍だから仕方ない」でとどまりたくないし、自己責任で何とかしろと突き放すような政治をも容認したくない。困難が続く今だからこそ、労働組合が必要です。共同・共闘の力で、何としても政権交代へと道を開かねば。集まれなくても心ひとつに、いっしょに私もがんばります。
その後に紙議員と、アイヌ施策に関する懇談にもまわりました。盛りだくさんの内容でしたので、明日のブログに書くことにします。
【今日の句】あきらめず 声あげたたかう 仲間いる