業者支援の改善を早く

 「明日からは休みだよ」。昨日、電話をした知り合いの寿司屋さんは、半ばあきらめ気味に語っていました。北海道でも緊急事態宣言が出されて最初の週末、もどかしさを抱えている業者さんも多いのではないでしょうか。

 この寿司屋さんは、この間の「まん延防止措置」時における協力金についても、「申請しても連絡が来ない」「振り込みが遅くて、このままでは営業できない」などの連絡をいただいた方。あらためて札幌市のホームページを見ると、ほぼ毎月のように協力金・支援金の内容が変わっていて、そのたびに面倒な申請作業をしていたのかとわかります。

 飲食店に限らず建設業者などでも、仕入れなどが滞ったり請求書・領収書が遅れることがあります。それなのに申請期限が短ければ間に合わないし、申請しても「不備ループ」や寿司屋さんのように連絡さえ来ない事態があるのです。国や地方自治体が事務委託している業者なのだから、しっかり改善できるよう訴えたい。

 政府は先日、ようやくコロナ対策予備費1兆4226億円の追加支出を決めました。内訳をみると、ワクチン確保や接種体制整備8415億円、治療薬確保に2373億円、緊急小口等の特例貸付に1549億円などで、さらなる医療機関への財政支援や業者への十分な補償は見られません(臨時の医療施設への財政措置は、緊急包括支援金を充てるとはされています)。

 休業要請をしての支援金も、その間の家賃や数々の固定経費を充足できるほどなのか、不安は尽きません。予備費の活用も含めて、やっぱり臨時国会を開いてただされるべき。9月上旬に召集かとの報道もありますが、菅首相の解散戦略にからめてというのなら党利党略そのものです。みずからの権力や議席より、国民の現実にこそ目を向けるべき!

 【今日の句】家族いる 業者を総理 知ってるか

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畠山和也
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