ウガンダ選手団への対応が示す五輪優先の問題点

 19日に来日したウガンダ選手団から2名のコロナ陽性者が出た。しかも、感染力の強いインド(デルタ)変異株である。成田空港で「検査と隔離」の原則を徹底しないまま、キャンプ地の大阪の泉佐野市までバスで移動している。 濃厚接触者かどうかは、受け入れ先の自治体任せだという呆れた方針だ。バスの運転者や市の職員は後で濃厚接触者とされた。大変な迷惑である。何でもかんでも五輪優先で突っ走ると、こういうことになる。 ウガンダ選手団は、アストラゼネカのワクチンを2回接種済みだったという。 少人数の選手団でもこのような事が起こる。本国での検査や接種体制も十分でない国も多い。五輪開催のリスクを浮き彫りにした出来事であり、海外のメディアも、ワシントンポスト紙やBBCは五輪開催のリスクについて警告している。 WHOが警告を発したように、世界ではインド型変異株の感染が拡大しており続きをみる

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