こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
今日は妻外出のため、娘2人を独り占めしてデートです。4歳になった次女の自転車の練習に来たのですが、この高さの自転車を支え続けるのめっちゃ腰にくるな…!早く一人で漕げるようになってもらわねば、父の方が先に死ぬ。 pic.twitter.com/nYsewRJdvM
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) November 15, 2020
本日は妻外出のため娘2人と過ごした後、夜は帰ってきた妻にバトンタッチして映画「鬼滅の刃」レイトショーへ。
大阪都構想住民投票の間に妻&長女は一足先に見に行ってしまったため、ようやくソロ鬼滅をキメることができました…。
あまりネタバレは含まないように書きますが、この映画は漢・煉獄杏寿郎さんと主人公・竈門炭治郎の絆の物語であります。
すでに押しも押されぬ鬼殺隊のリーダー(「柱」と呼ばれる)である煉獄さんは、圧倒的な大人物のように描かれているものの、少年漫画らしくなんとその設定年齢は20歳(!)。
竈門炭治郎は連載スタート時に13歳とのことなので、この劇場版の時点では14歳か15歳くらいだと思われます。
20歳の青年が、5~6つしか変わらない後人に向かって
「柱ならば、後輩の盾になるのは当然だ」
「柱ならば誰であっても同じことをする、若い芽は摘ませない」と言って◯◯になるんですよ?!もう涙腺崩壊と同時に、本当に色々と考えさせられるものがあります…。
翻って政治の世界は、完全な年功序列でこうした世界観・価値観とは真逆の世界です。
60~80代のベテラン議員たちが未だに権力の中枢で、選挙においても基盤の弱い若手が苦戦して散っていく一方、恒例の議員たちが比例枠にいつまでも居座り続ける…。
参考記事:
自民ベテラン、「73歳定年制」廃止を 執行部に要請、若手は反発
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020061200900&g=pol各党が設けている必要最小限の定年制にすら強い抵抗があり、例外もあって形骸化しているような状態です。
小選挙区で勝っているなら文句はないという考え方もありますが、それだって後人に闘う機会を譲るくらいの気構えが欲しいとどうしても考えてしまいます。
小選挙区制度のように政党の「枠組み」が勝負を大きく左右する場合、ベテラン議員が引退しない限りどんなに優秀な若手・地方議員が後に控えていても挑戦の機会は事実上ないと言って良い状態になるからです。
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私自身、「議員バッジをつけるのは長くても60歳まで」と初当選時から言い続けていますし、年を重ねて価値観が変わっていってもなんとかこの信念は守りたいと思っています。
しかし、似たようなことを言っていた小川淳也代議士もまもなく50代で、某映画の中でどうするのかと聞かれた際に「あの頃は若かった」というようなコメントをして引退されない気配を醸し出している様子を見ると、自分も変わってしまうのかなあと恐ろしくもあります。
長く政治家を続けて、影響力や実力がそれなりについてくればくるほど、「自分しかいない」「私がやり遂げなければ」という想いが強くなってしまうのかもしれません。
しかし、
「もっともっと成長しろ。俺は信じる、君たちを信じる」
と言い残していった煉獄さんのように、潔く後人に道を託せる政治家でありたい。
そして命があるならば、教える立場や「最強の秘書・裏方」になって、次の総理大臣を育てられるくらいの人物になりたい。
まだ先のことですが、そんな風に感じたことを率直に記しておきたいと思う程、印象的で素晴らしい映画でありました。
なお、以上はすべて私の個人的な考え方であり、特定個人や組織に向けられたものでは一切ありません。ご容赦をば。
明日からも修行の日々だ!
それでは、また明日。