見え透いたウソや打算、計略が渦巻く世界にあっても、魂の中に「純のカケラ」を残す政治家でありたい。

2021年2月11日 世の中に聖人君子はいない。当然、「人生で一度もウソをついたことがない人間」なんて、いるはずがない。全員が思ったことを言い、それぞれが心のままに振る舞ったら、それこそ組織や社会自体が成り立たなくなる。 が、それでも、(自戒も込めて)こう思わずにはいられない。 「政治家って、平然とウソをつく生き物だ」と。 お互いに、「明らかにウソを言っている」と分かっている時も、「なるほど、そうだったのか」などと理解したふりをする。 ただし、「あの人物の言うことだから、ウソに決まっている」とだけは言われたくない。「日頃からああいう行動を取るから、嫌われるのだ」と思われるのも嫌だ。 他方、権力闘争の権化のような政界にも、「真っすぐな魂」を持った人たちがいる。そうした心に「純のカケラ」を残している政治家は(遅かれ早かれ)脚光を浴びる。周りを惹きつけ、リーダーとして認知されていく。それは、この人たちが(政治家としての能力はもちろん)「信頼出来る人間性」の持ち主だからだ。 安倍前総理も、菅総理も、次の首相にしたい人の世論調査で「トップに躍り出た」河野太郎行革担当(ワクチン担当)大臣もそうだ。 25年以上も政治家をやっているが、見え透いたウソ、陳腐な出来レースや老獪な計略、悪知恵には、もういい加減、ウンザリしている。続きをみる

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